雷注意報下でのカヤックフィッシング

梅雨前線の北上に伴い、天気は大荒れ予報。(大雨・雷注意報)
でも前線に向かって吹き込む南の風は5M程度、風裏の屋久島北部は無風状態。
さらに波高は50cm。雨は河口付近でない限り、あまり影響はありません。

雷さえ鳴らなければ絶好のカヤックフィッシング日和です。

とりあえず朝5時半には家を出て屋久島北部に向かいました。
途中雨は降るものの、雷の音は聞こえず…。

ただカヤックフィッシングにとって海上での雷は致命的。
カヤックにカーボンロッドやフラグを立てた状態で、うねりの頂点に持ち上げられたとき、
フィッシングカヤックは絶好の落雷ターゲットになります。
過去にもシーカヤック遠征中に荒れた外洋で雷の洗礼を受けたことがあり、生きた心地がしませんでした。
外洋では祈ることしかできません。

今回の釣行は他人に全くおすすめできるものではありませんが(というか同行予定者は港で落ち合った後天候によりキャンセル)
天気の急変時などシーカヤックツアー中のシュミレーションも兼ね、ずっと雷を意識しながらカヤックフィッシングを決行しました。

朝の時点ではベタ凪、流れもなく無風。ちょっと不気味・・・


今日のフィールドはいろんなところに上陸可能場所があります。雷が聞こえたら速攻で瀬に寄ります。
(瀬波があるときは瀬に寄れないので、雷リスクは格段に高まります。)
屋久島は海から山が一気にそびえるので、瀬に寄れば危険ゾーンを交わすことができます。
積乱雲が近づいたら、上陸エスケープして帰ることも可能です。(前提として強風下での持続的な漕力が不可欠)

昼前後から荒れてくる予報でしたので、朝一は50メートルラインくらいまで沖に出てみましたが、
潮もゆるく魚探も反応なし…。本当は70メートルまで出たかったのですが、雷が怖かったからやめました。

空の様子と海の様子を見ながら、漁礁を探ってみましたがアタリは無し…。
できるだけ軽装で短期決戦を考えていたので、ジグの種類を持ち合わせていませんでした。
浅場の荒い根を攻めて、ようやく初ヒットでした。(結局その一回のみ。晩御飯のカルパッチョが一品増えたくらいのものです。)

その後南風が回り込み、大雨がやってきて暗くなり始めたところで、10時に撤収を決定。
(本当は潮が動き出し、魚探もいい反応が出だしたので釣りたい気持ちが満載でしたが泣く泣く撤収)

大雨、ベタ凪の帰り道ソロツーリング。言葉では伝えにくいのですが、最高に気持ちいい時間です。



無事に帰港

何はともあれ無事に帰ってきて一安心。
いろんな縛りがある中でのカヤックフィッシングとしては、得るものがありました。

家へ帰る途中、サムズ(ホームセンター)で大売出しをしていたので立ち寄って店長と釣り談義。
ジギングロッドを衝動買い。・・・自分が釣られてしまいました(笑)

ガイド田脇

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